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  • 執筆者の写真今村 良太

音楽とデジタルとアナログと人間の話

世の中に発表されている楽曲を聴くと、音のあり方とか、大事にしてるものとかそれぞれ全然違うなと改めて思う日々を過ごしております、どうも今村です。



そんな中でふとNorah Jones の Come Away With Me という私の大好きなアルバムを聴き直していた。ボーカルをプリアンプ、ハードコンプなどアナログ回路で歪ませた質感がすごく出た作品が多いのかなと妄想をしたり。とにかくこれだけ音数が少ない中での音の質感が素晴らしいと感じる。


"音がわれている(歪んでいる)"と言われればそう。

でも私がミックスというものとちゃんと向き合うまでこの音質に関しては微塵にも気にならなかった。

"心地良い"が結果なる。



なぜこれまでデジタルが発展してきた今、ハード、アナログ機材を使う人がこんなにもいるのかと。



正直私は自宅のスタジオにハードのプリアンプ、コンプがあるが、買ったきっかけは私が尊敬するクリエイターの皆様はみんなハードにこだわっている人が多いという点でしかなかった。


”良い音楽を作ってる人は皆ハードウェアを大事にしている。”


これは僕の出会い、経験でしかないが僕が出会って尊敬する人は皆そうだ。

こんな共通項はあり得ない。その良さを知る以外になかった。



良いプリアンプがあれば良い曲が作れるわけはサラサラない。

しかしそこの音の違いに目をつけた人がより魅力的な音楽を作ると思っている。

これはマストなんだと。

僕は形から入ったが、今はその違いが少しずつ自分の感覚の中で分かり始めている。



全ては自分の感覚に落とし込める事。

自分が感じることを具現化して表現できなくても、しっかり自分の意思でアウトプットできること。自分の感じた有りのままの感情を偽らないこと。


どの職業でもこれは一致しているのかと思う。



全ては経験。自分の感じたことに対しての敏感さ。

そんなことが今の時代大切なことではないかと思っている次第です。



そう考えると人間この時代を生き抜くのはとっても大変だ。

自分の素性を見極めることが仕事の一つだと私は思っている。



それでは、もっと柔らかな会でお会いしましょう。



今村良太


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