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メロディーの入り方、リズムのお話

執筆者の写真: 今村 良太今村 良太

こんな世の中。という所以を述べた所で、どんな時代にも事象は起きるべきでして、前を向いて生きていくしか選択はないのだと思っています。皆様お元気でしょうか。お久しぶりです今村です。


ふとあるシンガーソングライターの方に「洋楽っぽい曲を作りたい。」と相談をされた時に「洋楽っぽさとは」を勝手に考えた訳です。

洋楽っぽさとひとえに言えど、リズム、メロディー、音色などいろんな要素が合わさった結果生まれるわけで。当然のごとく言語の違いが大きく関係しますし。J-pop以外は全て洋楽ですし。。


なので今回は曲の「メロディーの入り方のリズム」という一点に絞って少し深掘りをしてみたいと思います。


▪️メロディーの始まり方は大きく分けて3つ

1:アウフタクトで始まるメロディー。

アウフタクト=弱起

頭拍より前から始まって語り出すメロディーの事。

2:頭拍から始まるメロディー。

そのままです。

3:休符を置いてから始まるメロディー。

頭拍から何拍か置いて始まるメロディーの事。

大きく分けてこの3つに分類できます。

それ以外があるならば誰か教えて欲しいです。


▪️休符を置いてのメロディーの在り方

洋楽という幅広い宇宙のような括りで語ってはいけないと思いますが、日本人には無い感覚というくらいのお話しで聞いて欲しいのです。


休符を置いて始まるJpopってあまり聞くことが少ないと思うんです。大体アウフタクトで始まるか頭拍で始まる。

Jpopで休符を置いたメロディーだとしても、8分休符から1拍までが多いと思います


海外の楽曲で良く感じるのは、2拍〜3拍くらい休符を置いて始まる楽曲をよく耳にします。(特にAメロ)

例えばこんな感じに。


(クエストラブ最高ですね。。)


一例として、Alicia Keys "If I ain't got you"の冒頭。

「Some people live〜」

のメロディーの入り方。この休符感。

冒頭Aメロの「ワンツー・サムピーポーリーブー」です。

この入り方。所謂洋楽っぽさを感じるんですよね。


その次の曲の「グラビティー」っと言っても基本メロのあり方はアウフタクトの16分食いで始まりますが、アリシアが歌うパートで、休符感を勝手に取り入れてるのが聞いて分かります。そもそもそう感じてるんですきっと。

もちろん英語圏の歌でもアウフタクト、頭拍で始まるメロディーは山ほどありますが、この休符を置けるのはある意味洋楽っぽさになるのではないかなと思っている所存です。


▪️頭拍でリズムをとる日本の文化

ある知り合いのアレンジャーから聞いたお話で、日本人は農耕民族を由来とするリズムが染み付いていると。

畑を耕す作業でのリズムです。


プロ野球の応援や演歌を想像すると分かりやすいです。頭拍でリズムを取る文化が染み付いている訳です。

なので休符を置いたり、裏拍にリズムを感じるのが根にはない種族なんだと。


もちろん日本人でも海外で活躍するような素晴らしいミュージシャンは沢山いらっしゃいますが、きっとそれは後天的に身につけた技術であって、根本の血には誰も流れていないのかと思います。



という事で、作曲で洋楽っぽい曲を作りたいって思った時に、サウンド、トラックにこだわる前にメロディーの入り方を一回気にしてみるっていうのも一つありなのではないか。という記事でございました。


何かもっと深掘りできそうでしたが、ここで失礼。

ありがとうございました。

 
 
 

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